赤羽のねじりハチマキ

去年の秋ごろ、


おじいちゃんが天国に行ったとき


おじいちゃんのかっこいいところを知る事が出来た。




私にはおじいちゃんが2人とおばあちゃんが2人、
8年前におばあちゃん、2年前におじいちゃんが天国に行き、
2人目のおじいちゃんが去年の秋頃に天国に行った。



むかし、2人目のおじいちゃんは赤羽に住んでたこともあり
わたしは子供のころから「赤羽のおじいちゃん」と呼んでいた。

まさかおじいちゃんが
赤羽でいろんな伝説やエピソードを残すようなおじいちゃんだなんてことも知らずに、
そのままおじいちゃんは旅立ってしまった。

と言っても、
10年以上は老人介護施設なる場所にいたこともあり会えずにいた。
わたしは何度も会いに行きたいと言っていたんだけど
おじいちゃんが身内の面会を拒否していた。
その理由は分からず、ただ会いに行けずじまい。




天国に行く前の
最後のお別れのときに
おじいちゃんは頭にタオルでねじりハチマキをしていた。

おばあちゃんに
「なんでねじりハチマキしてんの?」と聞くとおばあちゃんは少し苦笑いで

「施設でも毎日ねじりハチマキしてたのよ。どんなときでもハチマキしてたわ。赤羽にいたころからよ。
毎日近所の立ち飲み屋に行く時もハチマキして、飲み屋に借金ばかり作っちゃって大変だったわよ」って。。。



わたしは赤羽のおじいちゃんの陽気なところを
そのとき初めて知って
ものすごくうれしくなり、
借金とかそういうことよりもただ、
ねじりハチマキをかかさなかったおじいちゃんが


大好きだなって、
ただそう思った。


ただそれだけ。
まともに生きるのなんて
むずかしいに決まってるよね。






きのうのスタジオは

またもや戦場と化してしまった!


しかし、ラスト5分で
2人の息が合って
なんとか神さまの新曲の輪郭がみえてきたぞ 


☆ミ



えりー。