労働賃金未払いにたえられず

この旗は

2004年夏号の暮らしの手帖に載っている
一銭五厘の旗」というものです。
当時の編集長、花森安治さんが40年程前につくった旗だそうで、


一銭五厘とは、
戦前のハガキ1枚の値段。
徴兵を知らせる「赤紙」もハガキだったので軍隊では新兵に
「お前達の変わりは一銭五厘でいくらでも来るよ」とよく言っていたそうで、

つまり一銭五厘とは
お国が考える、私やあなた、庶民、一般市民のことなんだそうで。


そして、この一銭五厘の旗を作り、
自分の手でこの旗を編集部の屋上に掲げた時、
今度こそぼくらの言いたいことをはっきり言うのだと
花森さんは言ったそうです。




わたしには、
その熱意や思い、
事情や内容は戦争時代など、それぞれ今の時代とは違うにしても
胸にグッとくるものがあるような気がしてなりません☆




そして私はいま、
ある1つのアルバイト仕事を辞めてホッと一息ついていた。


周りの友人には楽しんで働いてるとちょっとした嘘をついて
なんとかお金の為だけにと思っていつも明るく考え直し、
毎週新橋まで働きに行っていましたが


さすがにわたしにも限界がおとずれて


顔や態度で怒りを表わしたり怒鳴り散らすこともなく、
ただただ、
ロッカーに置いてあった洋服などの私物を全て持ち帰り
もうお店に行かなくても済むようにして、最後に出勤した日はそーっと店を出てきました。



そのカラオケスナックのお店には2年半くらい働いていたが
去年の冬から突然
給料明細を渡されなくなり、
給料は週払いの約束でいつももらっていたが
二週間に一度の支払いに変わっていた。
そのことについて
訪ねる間もなくママの方から
いろいろな理由を聞かされていた。
正直、言い訳のようにしか聞こえなかった。
それでも、
小さなお店なわけだし、仕方無いのかななんて思いながらも
給料明細ももらえないままタイムカードだけは
がしゃんがしゃん毎回押して
ママのイライラにも耐えて
終電ギリギリまで新橋の夜を、おじさんたちのためにがんばった。


気づけば明細をもらないまま半年がたち。。。。


これ以上細かなことまで日記に書いてしまうと
読んでくれてる人を嫌な思いにさせてしまうので
お金以外の出来事は割愛…、、、、☆



交通費も自腹だったのもあり
これ以上限界と決め、
わたしはバイトに行くのを辞めた。


そう決めたの同時に
3つあった口内炎も治った。
ネコともいっぱい過ごせる。
お金より自分を大事にしてみようと思った。


そう、
未払いのお金があるのは分かっているけど
そんなことで
モメてモメて嫌な気持ちになるくらいなら
未払いが幾らなのかさえ、
明細が無いから分からないけど、
そんなのはどうだっていい!

ただ言いたいのは
労働者にお金を払えない、もしくは、払うのを適当にしてしまうような人は


お店なんかやらないで!!


わたしは何度もママに

「えりーちゃんの夢を応援してるからね」って言われていた。


ママは何もわかっていない。


わたしは未払い金なんて要らない!


そんなものもらわなくたって生きてやる!



わたしが働いてた間に
ママと給料の事でモメて辞めて行ったお姉さんを何人も観てる。
ドアが壊れるくらい、バタンって閉めて帰ったお姉さんもいた。
わたしもドアぶっ壊したいけど


もうそんなのはどうでもいい。
汚い世の中を知ってしまったけど
わたしはいま
自分の家にいて幸せだから。

好きな物に囲まれてるだけでも幸せになれる。


そう、
そして
わたしは

神さまというバンドを
やらせてもらってて


すげーーーーー
幸せだから!


ざまあみろ汚い大人たち!



ELLY。