にがい恋のクスリあります



ちょっとさえない女子は
校庭でサッカーしてる一人の男子にとつぜん
ズキューーーン!
一方的に恋のピストルで撃ち抜かれて
どう考えても自分とはつりあわない相手なのに
なんだかもう胸のドキドキは止まらないどころか
他のものが全く目に入りません
雨でも傘をさし忘れます
ため息ばっかついて友達にウザがられます、はい確実。





校庭での射殺から一転、
廊下での急展開!
この恋、なかなかやりまっせ。

女子は自分がさえないのにも関わらず
積極的な行動にうつり、


「だって、行動しなきゃ何もはじまらないじゃん!ぶぅぶぅ!」


と自分に言い聞かせ
片思いを自分でグイグイ動かそうとしました。
一度も話したこともないし
向こうは自分を知るわけもない
でも、恋した乙女はすでに盲目
自分を知ってもらわなソンソン。

サッカーの練習に行くまえの彼に廊下で急接近っ!
ふは!

さえない女子はがんばって手紙をわたす。
電話番号と名前を書いた手紙
恋したときはみんな盲目
恥ずかしいときはいますぐにでも消えたいキモチ!
でもがんばった!


そして彼は
手紙を受けとった



奇跡がおきた
サッカー部の
彼から電話がかかってきた


え?なんで?なにこれ!
頭の中で糸くずのようなものがこんがらがる。



奇跡は奇跡すぎて
その日から
学校ではすれちがったって話さないのに
毎晩電話する2人。
毎晩電話電話電話。


電話を切ると画面に
0130.56
みたいな数字。
耳は汗だくだく。
電話電話長電話。
憧れのあの人と長電話。


そんなに電話が長い理由は
彼のギターの弾き語りだった。
彼が得意なのはサッカーだけぢゃなくてギターも得意だって

電話の内容はほぼ彼のギターの弾き語りを
彼女がずっと聞いてるだけだった。


ある日は
「TRUE LOVE歌うね」
とある日は
「15の夜いきます」
つぎつぎに
「うたうたいのバラッド練習中なんだ」
意外と
吉田拓郎もひけるんだ」


彼女のときめきは
うすれなかったけど
弾き語りにはもう飽き飽きしちゃったその時!


ついに彼女は彼に
告白!!!
長電話してるだけぢゃ伝わらないもんね
しかもギター聞いてるだけだし。
私だって恋におしゃれに忙しいんですからプンプン!
といわんばかりに。



告白はあっさり終了


結果?
結果いる?w
いるよね〜


結果は
NOだった


ノーノーノー!


あっさりと言われたその言葉は


「俺、ギャル系が好みだからさ、ごめん!」







片思い中に書いてた恋する日記は
苦い〜苦い〜思い出へと
変わりましたとさ
恋の呪縛よときはなて〜バブ〜ン
一気にわすれるのだ〜〜〜


知り合わないほうがずっとときめける恋もあって困る女子多数ぅ。



男子のギターの弾き語りには
注意しなきゃね
ぷい!!!



笑ってごまかしゃなんとでもなる♡






よろしくね木曜日。
えりー。
(すべてフィクション)